ラッパーのカーディ・Bは自身の裁判が原因で、『コール オブ デューティ』を手掛けるアクティヴィジョン・ブリザード社との「数百万ドル(数億円)」の契約が白紙になったと明かしている。
今年7月、カーディ・Bはカニエ・ウェストとリル・ダークとのコラボレーション楽曲“Hot Shit”のミュージック・ビデオを公開している。ミュージック・ビデオで『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア 2』をモチーフにしたペンダントを着用しており、『コール オブ デューティ』とのコラボレーションを示唆していた。その後、アクティヴィジョン・ブリザード社はミュージック・ビデオのスクリーンショットをツイートし、カーディ・Bとのコラボレーションを認めていたという。
ところが、カーディ・Bによると、裁判所への出廷のため撮影に参加できず、コラボレーションに関する契約は白紙になったという。
カーディ・Bは現地時間9月28日に次のようにツイートしている。「過去の愚かな行動が今回仕事のチャンスを逃す原因になったわ。裁判のせいで、『コール オブ デューティ』との数百万ドルの契約を取れなかった。みんな、軽はずみに実行する前によく考えて! 私が得た教訓よ」
また、別のツイートでは、「数週間前」に裁判所へ出廷する必要があったため「予定通りに撮影できなかった」と述べている。カーディ・Bのツイートはこちらから。
My stupid decisions from the past caused me to miss out on money now. I had a multi-million dollar Call of Duty deal on the table that I couldn’t take because of court. Guys think twice about those quick decisions! Lesson learned.
— Cardi B (@iamcardib) September 27, 2022
I couldn’t make it cause of court couple weeks ago …I wasn’t able to do the shoot on time https://t.co/WpDSToxvub
— Cardi B (@iamcardib) September 28, 2022
9月中旬、カーディ・Bは2018年にニューヨークのストリップ・クラブで発生した乱闘事件に関与したとして2件の罪を認めている。ニューヨークの事件現場にいた2人のバーテンダーは、カーディ・Bが取り巻きに暴行を指示し、彼女自身も暴力をふるっていたと主張していた。
カーディ・Bは司法取引に応じ、暴行罪と過失傷害を認め、15日間の社会奉仕活動と2人の被害者に対する3年間の接近禁止命令を遵守することに合意している。
当時、カーディ・Bは次のように声明を発表している。「成熟し、分別のある大人になるということは、自分の行動に責任を持つということです。母として、子どもたちに教えようと努めていますが、まずは私自身がそのお手本になります。私は過去に誤った行動をとってきましたが、過去の行動と向き合い、自分の過ちを認めることを恐れません」
カニエ・ウェストとリル・ダークが参加したカーディ・Bの楽曲“Hot Shit”は2020年に大ヒットしたミーガン・ジー・スタリオンとのコラボレーション楽曲“WAP”、昨年リリースした“Up”に続く新曲となっている。これら3曲は2018年のデビュー・アルバム『インヴェイジョン・オブ・プライバシー』に続くセカンド・アルバムに収録される予定だが、アルバムの詳細はまだ明かされていない。
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