マイクロソフト社の広報担当者は現在のところXboxシリーズをバーチャルリアリティ(VR)対応にする予定はないと発表している。
『IGN』イタリアの報道によると、発売されたばかりの「Xbox ワイヤレスヘッドセット」をXbox Series XやSeries Sに接続したすると「an update for the VR headset is available(VRヘッドセットのアップデートが可能です)」もしくは「update VR headset(VRヘッドセットをアップデートしてください)」と表示されるケースがイタリアのXboxユーザーから多数報告されており、マイクロソフト社が「Xbox Series X」のVR対応を計画しているという噂が広まっていた。
マイクロソフトはこの噂を一蹴し、『IGN』に次のような声明を発表している。「このエラーメッセージの文言は不正確な翻訳でした。現時点では家庭用ゲーム機のVR対応に重点をおいていません」
この声明は、2019年11月にXboxシリーズXの公開前にXboxチーフであるフィル・スペンサーが出したコメントを再度なぞっているようだ。フィル・スペンサーは「我々はお客様の要望に応えており、VRのご要望はいただいておりません」と語っていた。
また「当社のお客様の大半は、VRを体験したい場合にどこで体験できるか良くご存知です。PCやその他の場所で楽しむことができます」と述べている。
マイクロソフト関連のニュースとしては、2021年3月上旬にXboxシリーズX/S用の新しいブラウザがグーグル・ステイディアに対応すると言われている。
これまで、新しいブラウザに関する情報はほとんど発表されなかったが、最新ブラウザであるクロミウム版は「互換性の向上により、グーグル・ステイディアにもアクセスできるようになりました」と述べている。
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