Photo: Bandai Namco

バンダイナムコエンターテインメントは、プレイステーション5版とXboxシリーズX/S版の『ドラゴンボール ファイターズ』で、快適なオンライン対戦を可能にする「ロールバック方式(ロールバック・ネットコード)」を導入することを発表している。

毎年恒例の世界最大規模の格闘ゲーム大会「エボリューション・チャンピオンシップ・シリーズ2022」、通称「EVO 2022」で、『ドラゴンボール ファイターズ』と『サムライスピリッツ』において現在開発中の次世代機版(プレイステーション5版、XboxシリーズX/S版)の発売に加えて、「ロールバック方式(ロールバック・ネットコード)」を導入するアップデートを行うことが明らかになっている。

オンライン格闘ゲームにおいて「ロールバック・ネットコード」は重要な機能であり、導入してほしいという要望が多いという。多くの格闘ゲームは「ディレイ」方式のネットコード(オンライン対戦時の通信方式)を採用しており、プレイヤーがボタンを押しても、遅延を入れて同期をとるため、自分のキャラクターがすぐに対応したり、相手が反応することはできないようになっている。その結果ゲームプレイにラグが発生してしまうため、対戦型の格闘ゲームには適していなかった。

「ロールバック・ネットコード」の導入により、プレイヤーは自分の操作を即座に反映することができ、よりスムーズなプレイが可能になるという。「ロールバック方式」を導入した『ドラゴンボール ファイターズ』は、PC版、プレイステーション5版、XboxシリーズX/S版のみで利用可能になるという。

『ドラゴンボール ファイターズ』のプロデューサーである広木朋子は「EVO 2022」の同作部門の決勝トーナメントのステージに登場し、『ドラゴンボールファイターズ』について「ロールバックの検討をやりたいと思っています」と発表している。

広木朋子は、プレイステーション4およびXbox Oneを持っているプレイヤーも、プレイステーション5版およびXboxシリーズX/S版が発売される際に、無料でアップグレードできる予定であることを明かしている。発売日はまだ発表されていない。また、広木朋子は今のところキャラクターの追加やゲームバランスを調整するアップデートの予定はないことを明言している。

バンダイナムコは大会期間中に『鉄拳』の新作に関するものと見られるティーザー動画も公開している。公開された動画は待望の『鉄拳8』を発表するものではなく、またゲーム名も表示されていなかったが、同シリーズの主人公の1人である三島一八が三島平八を崖の上から落とす悪名高いシーンが使われている。このシーンは元々1994年に発売されたプレイステーション版に登場したものだという。

その他のニュースとして、カプコンは『ストリートファイター6』に新キャラクター「キンバリー」が登場するほか、ジュリも続編に復帰することも明らかになっている。

Copyright © 2024 BandLab UK Limited. NME is a registered trademark of BandLab UK Limited being used under licence.

関連タグ