モージャン・スタジオは『マインクラフト』の通報システムがプライベート・サーバーでもアカウントを停止できてしまうことに関して、コミュニティからの「反発」の声を把握しているものの「変更する予定はない」としている。
今年6月、モージャン・スタジオは『マインクラフト』で新たな通報システムの導入を発表し、通報されたプレイヤーは自身のサーバーを含むマルチプレイヤー用サーバーにおいてアカウントの停止処分を受ける可能性があるとしている。
この動きは様々なサーバーで迷惑行為を繰り返すプレイヤーの対処を目的としているが、モージャン・スタジオが個人のサーバー・アカウントの停止処分を下すことはできないはずだという議論が『マインクラフト』のコミュニティ内で巻き起こり、通報システムの導入に懸念が示されていた。
現地時間7月28日、モージャン・スタジオのコミュニティ・マネージャーは今回の議論に対して、次のようにレディットで発表している。「プレイヤーの通報システムについて反対の声があるのは承知しています」
「皆さまからのフィードバックには感謝しています。ですが、フィードバックをいただいたからといって、モージャン・スタジオが順守する各ポリシーの原則が変わるとは限りません。導入予定の通報システムも同様です。希望されていたお答えとは違うかもしれませんが、我々はこの計画を変更するつもりはありません」
また、モージャン・スタジオの従業員をレディット上で「フォロー」し、無関係な投稿で通報システムに関するコメントを書き込む『マインクラフト』のプレイヤーへの注意喚起も行っている。
「このような行動をしても、従業員がコミュニティと対話出来るわけではありませんし、皆さんの望む変更が実施されるわけでもありません。『マインクラフト』についてご意見があれば、適切な場所(こちらのレディットのスレッドなど)でお伝えください。私たちは皆さんのご意見を伺いたいのです! しかしながら、嫌がらせは誰の得にもなりません。このような行為を受けた開発者も、新システムへの変更に強い感情を抱いている人も救われることはありません。皆さんと建設的で開かれた対話を続けていきたいと思っていますが、嫌がらせは対話を阻害するものです」
この声明に対する『マインクラフト』のコミュニティからの反応は批判的で、モージャン・スタジオがこの件に関するフィードバックに十分に耳を傾けていないと主張している。また、誤ってアカウントが停止されてしまった場合、それを報告して復活するにはどれくらいの時間を要するのかといった懸念が寄せられているほか、サーバーのホストに仲裁を任せるべきだという意見も寄せられている。
こういった反対の声がある中、『マインクラフト』では新たな通報システムを含むアップデート1.19.1が配信している。
その他のニュースとして、プレイステーション・プラスで提供される8月のフリープレイ・タイトルが発表されている。
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