人気シューティングRPG『ボーダーランズ』の実写映画版にボクサーから俳優に転身したフロリアン・ムンテアヌが「クリーグ」役としてキャスティングされたことが明らかとなっている。
アメリカのエンタテインメント雑誌『ヴァラエティ』によると、俳優のフロリアン・ムンテアヌはイーライ・ロスが監督を務める実写映画版の次回作『ボーダーランズ』にて、「クリーグ」役を演じるための最終交渉に臨んでいるという。監督のイーライ・ロスは「フロリアンは一見すると狂気的で残忍な野蛮人のように見えるキャラクター”クリーグ”に、リアルな人間性と奥深さを与えてくれます」と述べている。
さらに「クリーグ役はキャスティングが最も困難でしたが、フロリアンは私が想像もしなかった方法で役作りをし、クリーグというキャラクターに命を吹き込んでくれました。 彼は素晴らしいクリーグになるでしょうし、他の素敵なキャストたちとも相性はピッタリでしょう」と続けている。
フロリアン・ムンテアヌはこの発表について次のようにツイートしている。「いよいよですね。 楽しみで仕方がありません。一目見てすぐにこの役に惚れてしまいました。クリーグ役を演じることが待ち遠しいです」
Here we go. So hyped for this one. Fell in love with the role immediately once I had my eyes on it. Can't wait to bring Krieg🪓 to life.
LET'S ROOOOOOOOLL 🔥🧨🧨🔥
.#anotherone #boderlands #krieg pic.twitter.com/mIc5zhwKzT— Florian Big Nasty Munteanu (@big9nasty) March 9, 2021
盗賊の一族に生まれた「クリーグ」は、『ボーダーランズ』シリーズの世界でも抜きんでたキャラクターとなっている。「クリーグ」は弱いという理由で母親から虐待を受けており、そのことが彼を強くするエネルギーとなっているが、最終的にはマッドサイエンティストの「ドクター・ベネディクト」の実験台となっている。
「クリーグ」は最終的に「ドクター・ベネディクト」を倒し、『ボーダーランズ』シリーズで愛される悪役にして別人格である「サイコ・クリーグ」に変身してしまう。
フロリアン・ムンテアヌは映画『クリード 炎の宿敵』で主演のマイケル・B・ジョーダンの敵役「ヴィクター・ドラゴ」役を演じたことで知られており、マーヴェル映画の新作『シャンチー・アンド・レジェンド・オブ・テンリングス』には「レイザー・フィスト」役で出演する予定となっている。
現在、フロリアン・ムンテアヌの他に、天才科学者の「パトリシア・タニス」役にジェイミー・リー・カーティス、セイレーンの「リリス」にケイト・ブランシェット、ロボットの「クラップトラップ」役(音声)にジャック・ブラック、「クリーグ」によって保護される「タイニー・ティナ」役にアリアナ・グリーンブラットの出演が決定しいる。また俳優のケビン・ハートは、元兵士の傭兵役として出演予定となっている。
実写映画版『ボーダーランズ』は、製作会社「アラッド・プロダクションズ」のアヴィ・アラッドと息子のアリ・アラッド、そしてアメリカの制作会社「ピクチャースタート」を率いるエリック・フェイグが共同プロデュースしており、アメリカのゲーム会社であるギアボックス・ソフトウェアのCEOランディ・ピッチフォードと、同じくアメリカのゲーム会社であるテイクツー・インタラクティヴのCEOストラウス・ゼルニックが製作総指揮を務めている。脚本はアメリカの脚本家兼映画監督のクレイグ・メイジンが執筆しており、ライオンズゲートが配給することになっている。
本作の公開日はまだ発表されていない。
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