現在開発中のヘッドセット「プレイステーションVR2」が早ければ2022年内に生産を開始する可能性があると、あるアナリストがツイッターに投稿している。
『ゲームス・レーダー・プラス』によると、TFインターナショナル・セキュリティーズのアナリストである郭明錤が5月30日に次のようにツイートしている。「プレイステーションVR2の生産や販売に関する最新情報では、製造会社や複数のサプライヤーが2022年後半から大量生産を開始し、約150万台の出荷が予定されているようです」
郭明錤はソニー・インタラクティブ・エンタテインメントが2023年第1四半期にプレイステーションVR2の発売を計画している可能性があると述べているが、この計画はゲームソフトの開発スケジュール次第で変わるという。ソニーグループは先日、2022年度の事業説明会を開催しており、プレイステーションVR2と共に20以上の自社タイトルとサードパーティ・タイトルが同時発売されることを発表している。説明会資料には『ホライゾン コール・オブ・ザ・マウンテン』の写真も掲載されており、ローンチタイトルとして正式に発表されていないものの、その可能性を示唆しているとみられる。
郭明錤の予測は外れるケースもあったが、プレイステーションVR2が2023年初頭に発売されるという情報は他のアナリストやリーク情報の提供者によってすでに裏付けされており、精度の高い情報だと考えられる。
プレイステーションVR2はプレイステーション5専用のヘッドセットとなっている。高解像度化、リフレッシュレートの高速化、視野の拡大が可能となり、プレイヤーの視線の動きでゲーム内の対象とのインタラクティヴな体験ができる「視線トラッキング」などの機能を搭載している。また、プレイステーションVR2のセンス・コントローラーは、プレイステーション5のデュアルセンス・コントローラーに搭載されたハプティック・フィードバックとアダプティブ・トリガーにも対応している。
プレイステーションVR2は画期的な技術を採用しているが、販売価格などについては発表されていない。2016年に発売された初代ヘッドセットの「プレイステーションVR」はプレイステーション4の発売当時の価格である41,979円(税込)に近い金額に設定されていたため、今回も同様の価格戦略が考えられる。あるいは、最新のゲーム機よりも手頃な価格にして新規参入をしやすくする戦略も考えられるが、実現は難しいと考えられる。
その他のニュースとして、海外のゲーム・ニュース・サイト『VG247』によると、Xbox360向けの対戦型格闘ゲーム『ソウルキャリバー』と『ソウルキャリバー II HD オンライン』がマイクロソフト・ストアから削除されていることが明らかとなっている。現在のところ、販売元のバンダイナムコエンターテインメントはこの件について正式コメントは発表していない。
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