Photo: Square Enix

スクウェア・エニックス・ホールディングスは同社の公式サイトで2022年3月期 決算資料を公開しており、同社が過去最高益を達成したことが明らかになっている。『ファイナル・ファンタジーXIV』の「月額課金会員数が大幅に増加」したことと、拡張パッケージ『暁月のフィナーレ』の売れ行きが好調なことが大きく貢献した。

『VGC』によると、スクウェア・エニックス・ホールディングスが5月13日に発表した2022年3月期連結決算は売上高が3652億7500万円、営業利益が592億6100万円となっており、当期純利益は約510億円で前年比で約90%増となっている。

また、同社のデジタル・エンタテインメント部門の売上高は約2796億円で、前期の2639億円から6%増となっている。

さらに、「説明会資料」では2021年12⽉に発売された『ファイナル・ファンタジーXIV』の拡張パッケージ『暁月のフィナーレ』が、売上および営業利益に「⼤きく寄与し、前期⽐で増収増益」したと説明されている。

『ファイナル・ファンタジーXIV』の販売が好調な一方で、『アウトライダーズ』、『ニーア・レプリカント ver.1.22474487139…』、『マーベル ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』を含むHD(ハイディフィニション)ゲームは「前期比で減収」という結果となっている。

また、スクウェア・エニックス・ホールディングスが2021年度に販売したゲーム関連商品は(HDゲームやMMOゲームを含めて)3913万本となっており、前年度の4990万本から減少している。販売本数に占めるゲームソフト(カードゲームやボードゲームを除く)の比率は78%で、ゲーム関連商品の販売が2021年度の売上の90%を占めている。

関連ニュースとして、『ファイナル・ファンタジーVII リメイク』のクリエイティヴ・ディレクターを務める野村哲也が「来月(6月)、『ファイナル・ファンタジーVII』の25周年に関する情報を出す予定で、合わせていろいろな情報を出します」と発言しており、『ファイナル・ファンタジーVII リメイク』続編に関する最新情報が公開されるのではないかと注目を集めている。

また、『ファイナル・ファンタジーXIV』のプロデューサー兼ディレクターである吉田直樹は5月13日付の公式ブログ「ロードストーン」で、ゲーム内で発生していたハウジング機能の抽選販売システムの不具合について、修正およびデータ復旧の準備ができたことを報告している。このメンテナンスにより、一時停止していた土地の購入・引越が再開されている。

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