中国のゲーム開発スタジオの鬼谷工作室は中国神話の世界を舞台にしたRPG『鬼谷八荒』の英語版のローカライズに着手することを発表している。
現地時間3月6日のアップデートで鬼谷工作室はスチームの早期アクセス版の販売本数がリリース初月で180万本に達したと投稿している。
鬼谷工作室は次のように述べている。「皆さんから素晴らしいフィードバックや提案をたくさんいただき深く感謝しています。開発している間もコミュニティの皆様が本作に関わってくださり、とても嬉しいです」
現在は中国語でのみプレイ可能となっており、ローカライズは行われていなかった。そのことに対して開発元の鬼谷工作室は次のようにコメントしている。「私たちは中国語が分からないプレイヤーが本作をプレイするのに大変な思いをされていることを承知しています。もっと早く本作のローカライズを始めていれば……と後悔しています」
同社は本作の成功と中国以外のプレイヤーからの関心の高さを受けて4月からローカライズ作業に着手するという。
開発元は(英語圏のプレイヤーに)「翻訳が完了するまでご理解」いただきたいと呼び掛ける一方で、ゲーム向けボイス・チャットツール「ディスコード」では(英語で対応する)専用チャンネルを開設しており、そこでは緊急時の質問への応答や翻訳の進捗状況の共有を行っているという。
『鬼谷八荒』は2021年1月にリリースされ、スチームのレヴューでは現在5万件以上のプレイヤーが評価をつけており、作品は現在「非常に好評」な評価を得ている。同時接続プレイヤー数の最高人数も18万人以上となっており、1月に『NME』が報告したときよりも約1万人増えている。
また、中国で開発されたもう一つのゲームである『原神』も圧倒的な人気を誇っており、開発元のミホヨはモバイル・プラットフォームのみで5ヶ月で8億7000万ドル(約943億円)以上の売上を記録している。
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