Photo: Sony Interactive Entertainment

ソニーグループは5月10日に開催された2021年度 連結業績説明会(2021年4月1日から2022年3月31日)でプレイステーション5の累計出荷台数が2021年度末時点で1930万台を突破したことを明らかにしている。

5月10日付けでソニーグループが公開した「2021年度 第4四半期連結業績補足資料」によると、過去2年にわたって半導体チップなどの部品の供給不足が家庭用ゲーム機の生産に影響を与えていたが、プレイステーション5本体の売上高は堅調に増加しているという。一方、2021年度のプレイステーション4およびプレイステーション5向け自社タイトルの累計販売本数は4390万本となっている。自社タイトルの販売本数は2020年度よりも減少しているものの、2021年度 第4四半期だけで見ると1450万本となり前年同期比の約2倍となっている。なお、累計売上に貢献したタイトルなど具体的な内容は発表されていない。

ソニーはプレイステーションで提供している加入者限定の定額制サービス「プレイステーション・プラス」についてもユーザー数などの内訳を発表している。2021年度 第4四半期の「プレイステーション・プラス」加入者は4740万人、「プレイステーション ネットワーク」の月間アクティヴユーザーは1億600万人となっており、いずれも前年同期比でわずかに減少している。「プレイステーション・プラス」は6月に大幅なリニューアルを控えており、日本では6月1日から新たなサービスが開始される。新生「プレイステーション・プラス」では3段階のプラン「プレイステーション・プラス・エッセンシャル」、「プレイステーション・プラス・エクストラ」、「プレイステーション・プラス・プレミアム」から選択できるようになる。

その他、ゲームソフトの販売本数のうちデジタルソフトが占める割合が2021年度は全体の約3分の2となる66パーセントで、昨年度と同規模となっている。

2021年度 第4四半期には『ホライゾン フォービドゥン ウェスト』と『グランツーリスモ 7』がソニーから発売されており、両作品の具体的な売上高に関しては言及されていないが、2021年度 第4四半期における自社タイトルの好調な売上に貢献したと見られている。

『NME』は『ホライゾン フォービドゥン ウェスト』のレヴューで5つ星中4つ星を付けており、大型のボスキャラクターと遭遇するといったアクション・アドベンチャー要素やゲーム内の「躍動感あふれる世界」を高く評価している。

ソニーグループの2021年度 連結業績説明会の詳細は、公式サイトの「投資家情報」から確認できる。

その他のニュースとして、2021年の『コール・オブ・デューティ・モバイル』におけるプレイヤーの課金額が10億ドル(約1300億円)を超えていることが報じられている。

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