オープンワールド・アクションRPG『原神』のモバイル版について、2020年のサービス開始以来の売上高が30億ドル(約3900億円)を突破していることを示すデータが公開されている。
米モバイルアプリ調査会社であるセンサー・タワーは公式サイトに『原神』の収益を分析した記事を掲載している。
分析記事によれば、「iOSアップ・ストアおよびグーグル・プレイ(サードパーティのAndroidストアを除く)での『原神』の売上高の合計は、2020年9月のサービス開始から171日の時点で10億ドル(約1300億円)を記録」している。
「10億ドルを達成した日から195日後には、売上高はさらに10億ドル伸びており、最初の1年間の総売上高は20億ドル(約2600億円)を記録している。そこから185日後には、累計30億ドル(約3900億円)の売上を達成している」
モバイル版『原神』の売上高は、リリースから約半年で10億ドル(約1300億円)を達成しており、内訳を国別で見てみると、中国のプレイヤーが全体の30.7%を占めており、日本のプレイヤーが23.7%でアジア地域全体の売上が約7割となっている。
『原神』の売上高は、課金(ガチャ)システムが採用されているその他のモバイル・ゲームを大きく引き離している。2022年1~3月期の売上高は『原神』が約5億5200万ドル(約740億円)で、MMORPG『リネージュM』が約2億6400万ドル(約360億円)、シミュレーション・ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』が約2億2900万ドル(約310億円)となっている。
今回公表された30億ドル(約3900億円)という売上高はモバイル版のみの金額となっているため、PC版やプレイステーション版を含めた全体の売上高はより大きな数字となる。
同タイトルの最新情報として、開発会社のミホヨが拠点を置く上海では新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐロックダウンが実施されており、同社は4月29日に最新アップデート「Ver. 2.7」のリリースを延期すると発表している。
なお、『原神』は歴代のモバイル・ゲームの売上高ランキングで『王者栄耀』と『PUBG モバイル』に次ぐ第3位にランクインしている。
その他のニュースとして、『コール オブ デューティ:ウォーゾーン』では4月28日にシーズン3が開幕しており、ゲーム内で使用できる『コール オブ デューティ:ヴァンガード』の多くの武器に調整が加わっている。
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