Photo: Riot Games

5月中旬にリリースされる『リーグ・オブ・レジェンド』のアップデート「パッチ12.9」では「オラフ」、「タリヤ」のスキルに大幅な調整が加えられ、「パイク」はミッドレーン向けのキャラクターとして弱体化されることが明らかとなっている。

ゲームバランスのリード・デザイナーであるマット・レオン・ハリソンは5月4日に「パッチ12.9」の内容の一部を自身のツイッター・アカウントで公開している。

彼のツイートによると「パッチ12.9」では長年使用キャラクターとして人気が低かった「タリヤ」のスキルが大幅に調整されるという。「タリヤ」は一部の能力値が下げられる代わりに、相手の行動をコントロールする様々なアビリティ「行動阻害」が使用可能になるという。メイン・スキル「スレッド・ヴォレー」を発動することで、敵プレイヤーに岩を当て動きを鈍らせたり、「アンレイベル・アース」では効果範囲内でダッシュした敵プレイヤーを気絶させるという。

また、「オラフ」の各スキルも調整されており、「残忍な斧」を発動すると一時的にシールドが使えるようになるという。さらに、「オラフ」のアルティメット・アビリティ(ウルト)である「ラグナロク」を発動すると、他のチャンピオンを攻撃するたびに効果時間が制限なく延長されるという。一方、これらの強化とバランスを取るために「オラフ」のジャングル周回速度が下げられる。

さらにマット・レオン・ハリソンは「パッチ12.9」で「パイク」の「お前の取り分(パイクが敵を倒すと味方が獲得できるゴールドボーナス)」が削除される代わりに、「サポートに特化したスキルや能力値の調整」を受けると自身のツイッター・アカウントで明かしている。

他にも「パッチ12.9」では、プレイヤーから人気を集めていたゾンビ状態の「サイオン」のタワーに与えるダメージが100%から40%に減少するという。さらに、「パッチ12.9」では「ハルブレイカー」の効果が弱体化されて、「名誉ある死」発動後の「サイオン」は以前に比べてスプリット・プッシュの脅威ではなくなると見られている。

また、マット・レオン・ハリソンは「パッチ12.9」では他のキャラクターにも小規模な強化や弱体化が追加されると説明している。さらに、「パッチ12.9」以降のアップデートについて「(ライオット・ゲームズは)次回のアップデート『パッチ12.10』で耐久力のアップデートを行うまで、アイテムやバースト・チャンピオン(攻撃力が大幅に強化されたキャラクター)関連の大規模アップデートを延期します」と述べている。

ライアット・ゲームズは『リーグ・オブ・レジェンド』のシーズン12で、攻撃によるダメージの量を下げてキルにかかる時間を伸ばす計画を発表しており、「耐久力のアップデート」とはこの計画のことを指しているとみられている。

その他のニュースとして、アドベンチャー・ゲーム『エブリバディーズ・ゴーン・トゥ・ザ・ラプチャー -幸福な消失-』で作曲を手掛けたジェシカ・カリーは、自身が同作の開発スタジオ「ザ・チャイニーズ・ルーム」のディレクターとしてビジネスの面でも制作に携わったことについて「ビジネス的な作業は精神的にきつくて心に深い傷を負った」とコメントしており、開発の過程の過酷さを語っている。

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