『ポケットモンスター』シリーズの企画・開発を手掛けるゲームフリーク社が4月より「選択式週休3日制」を導入したと発表している。ただ、通常の週休2日制と比較して、基本給と賞与は8割支給になるという。
4月26日付で発表されたプレスリリースによると、「選択式週休3日制」は希望する従業員が土曜日、日曜日に加えて1週あたり1日の休暇を追加で取得できる制度となっており、小学生以下の子どもの養育、もしくは家族の介護や看護が必要な正社員を対象に個人の事情に合わせて活用できる。
ゲームフリーク社は『選択式週休3日制』の導入によって「より柔軟に個々の事情に合わせた働き方が実現できます」と述べているが、『ポケットモンスター』を専門に取り扱う情報サイト「セレビィ・ネット」の管理人であるジョー・メリックは、この制度では給与が減額となるため、希望者全員が納得する制度とは言えないだろうと指摘している。
A new PR just came out.
Game Freak are implementing an optional 4 day work week giving employees an extra day off a week for purpose of childcare or family care, able to be done on a monthly basis, to give a flexible work environment where needed i.e. Summer Vacations pic.twitter.com/FumUs5xrHH— Joe Merrick (@JoeMerrick) April 26, 2022
今年3月、スペインに拠点を置くバンダイナムコ・モバイルも試験的に週休3日制を導入したことを発表している。同スタジオは週休3日制の導入について、次のように述べている。「当社は、従業員のストレスを軽減することで創造力を高め、チームが最高のパフォーマンスを発揮できるよう努力し続けており、週休3日制を試験的に導入するのは当然の流れになります」
ゲーム・フリーク社の関連情報として、先月『ポケットモンスター』シリーズの最新作となる『ポケットモンスター スカーレット』と『ポケットモンスター バイオレット』を2022年冬に世界同時発売することを発表している。トレイラー動画では作品の具体的な内容は公開されていないものの、最新作はシリーズ初の完全オープンワールド型ゲームとなることが明らかとなっている。
また、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の舞台はスペインやギリシャといった地中海の周辺地域がモデルになると見られている。なお、2019年にリリースされた『ポケットモンスター ソード・シールド』ではゲーム体験を改善するため「全国図鑑」が廃止され、「ガラル図鑑」のポケモンのみが登場するよう方針が変更されており、最新作に登場するポケモン図鑑の範囲は現時点では不明となっている。
その他のニュースとして、リスポーン・エンターテインメントは『エーペックスレジェンズ』の新シーズンに関するトレイラー動画を公開しており、「シーズン13:救世主(Saviors)」ではプレイアブル・ヒーローの「ニューキャッスル」が新たに追加されることが明らかとなっている。
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