Photo: Telekom Electronic Beats

『ロブロックス』では新たにナイトクラブや人気DJボリス・ブレッチャのライヴが楽しめるメタヴァース「ビートランド」が登場している。

現地時間4月20日より、オンライン・ゲーミング・プラットフォーム『ロブロックス』内に音楽をテーマにした仮想空間「ビートランド」が新登場しており、ドイツを拠点に活動中のDJボリス・ブレッチャの楽曲が期間限定で楽しめるという。「ビートランド」内ではナイトクラブや劇場、そしてレコード・ショップなどが設置されている。さらに、ボリス・ブレッチャのヴァーチャル・ライヴが現地時間4月22日から4月24日にかけて開催され、1時間ごとに同じ曲目を繰り返すという。

「ビートランド」のダウンロードはこちらから。

https://www.roblox.com/games/8528736393/Beatland

ボリス・ブレッチャは「ビートランド」について次のようにコメントしている。「最近のクラブ・カルチャーは現実とヴァーチャルな体験の境がなくなってきています。私たち(クラブに携わる者)は革新的なテクノロジーをナイトクラブにも応用しようと試行錯誤しています。なので今回私もアヴァターを通じてファンの皆様と一緒にビートランドに参加できてワクワクしています」

「ビートランド」の制作は音楽イベントを世界各地で開催しているテレコム・エレクトロニック・ビーツが指揮しており、ゲーム内ではレコード店でデジタル・アイテムを購入したり、劇場で短編映画も視聴できる。なお、開発はスウェーデンに拠点に置く『ロブロックス』専門の制作スタジオのザ・ギャングが手がけたという。

「ビートランド」内でプレイヤーはレコード店のマネージャーやプロモーターなど様々な仕事に就くことができ、仕事を通じて稼いだゲーム内通貨「ビート・コイン」を使って、各種デジタル・アイテムを売買できるという。

テレコム・エレクトロニック・ビーツを設立したドイツ・テレコム社のインターナショナル・マーケット・コミュニケーション部門のヴァイスプレジデントであるヴォルフガング・カンプバルトルトは次のように述べている。「我々の素晴らしいクリエイティヴ・チームが作り上げたユニークな仮想空間を、これからの現実世界でのクラブ・イベントのあり方を補足するような形で活用していきます」

『ロブロックス』関連のニュースとして、『ロブロックス』の運営チームはあるクリエイターが不適切な内容の広告を出していたとして、アカウント停止の措置を取っている。このクリエイターは自身の作品を宣伝する目的で、米国のタレントであるキム・カーダシアンの新たなセックス・テープを所持しているという広告を出していたという。キム・カーダシアンの6歳の息子が『ロブロックス』のプレイ中にこの広告を発見したという。

キム・カーダシアンはこの騒動について次のように述べている。「一児の母として、20年以上も前のことを今になって持ち出されるなんて最悪です。とても恥ずかしいことですが、これからもこの過去に向き合って行かなけばいけません」

その他のニュースとして、4月21日に配信された「メタ・クエスト・ゲーミング・ショーケース 2022」では、『ゴーストバスターズ VR』がVRヘッドセット「メタ・クエスト2」向けの新タイトルとして2023年にリリースされると発表されている。

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