『マインクラフト』のコンテンツ・クリエイター・チームであるブロックスターが、アメリカの国民的人気アニメ『ザ・シンプソンズ』の舞台「スプリングフィールド」を再現したマップを配信することを発表している。
ブロックスターの公式サイトによると、この最新マップは25種類のスキン、家屋、専用のテクスチャパック、300以上のモデルと一緒に配信され、本稿執筆時点では「近日配信予定(LINK COMING SOON)」とアナウンスされている。
また、マップ内ではスプリングフィールド高校、(街中のバーの)モー・タバーン、(街のコンビニの)クイックEマートなど、アニメでお馴染みの場所を訪れることができる。公開されたマップのスクリーンショットには、シンプソン家のメンバーのほか、チャールズ・モンゴメリー・バーンズ社長、ウェイロン・スミサーズ、アプー・ナハサピーマペティロン、コミックブックガイ、バーニー・ガンベルといったキャラクターが映っている。
ブロックスターはマップのトレイラー動画のほか、シンプソン家の自宅の中を紹介する動画もYouTubeで公開している。視聴はこちらから。
ブロックスターは公式サイトで次のように紹介している。「私たちは『マインクラフト』を使って、ワクワクするような冒険を作り出す小規模のクリエイター・チームです! 素晴らしいディテールや探索の要素に満ちた、没入できる世界の創造に情熱を注いでいます」
ここ数週間の関連情報として、『マインクラフト』が子供たちの教育の現場でも活用されており、ケンブリッジ大学でラテン語を教えるスティーヴン・ハントは先日出版された自身の著書『ラテン語教育:コンテクスト、理論、実践』のなかで、テイラー・スウィフトの楽曲やディズニーの名曲の歌詞のほか、(当時のローマを3Dで再現する)『マインクラフト』のマップを取り入れたラテン語の学習方法を紹介している。なお、イギリスの教育省は400万ポンド(約6億5900万円)の予算を投入して、今年9月よりイングランドの公立学校40校でラテン語の授業の提供を開始する予定となっている。
また、『教育版マインクラフト』では子どもたちが気候変動や環境、水害について学べる新コンテンツ「リバークラフト」が4月5日より配信されている。『教育版マインクラフト』は『マインクラフト』を、プログラミング教育・情報教育・協同学習などの教材として使えるようにしたエディションとなっている。
「リバークラフト」には3種類のゲームが用意されており、いずれも水害のリスクについて学べるようになっている。1つ目のゲーム「洪水の危機管理」ではプレイヤーが洪水から身を守る方法や対策を考え、2つ目の「気候変動と水害」では個人の行動が気候変動に及ぼす影響について調べる内容となっている。3つ目の「環境とより良い生活」では、プレイヤーに『マインクラフト』のデジタルワークブックとカメラを使って各地域の野生動物を探すという課題が出される。
その他のニュースとして、エピック・ゲームズはレゴ・グループと長期的なパートナーシップを締結し、「子どもが楽しめるメタヴァース」を共同で開発していくことを現地時間4月7日に発表している。
公式ブログによると、このメタヴァースは「家族で楽しめるデジタル体験」と表現されており、子どもたちがクリエイターとして開発ツールにアクセスできるようになる予定だという。
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