『ニューヨーク・タイムズ』紙は1日1問の英単語当てゲーム『ワードル』をより効率よく解くためのアドバイスをする公式ボット『ワードルボット』をローンチしたと発表している。
『ワードルボット』は『ワードル』のプレイ後にアクセスするとスキル(最小限のターンで正解にたどりついたか)、ラック、ターン(正解まで何ターンかかったか)で評価を行い、他のプレイヤーの平均とその日の分析結果を提供する。なお、プレイヤーが最初のターンで入力した単語はスキルの評価には含まれない。
『ワードルボット』はプレイヤーが各ターンでどのアルファベットを当てたかを色でマークし、正解まで必要だった単語を複数表示した上で模範解答を示すという。
『ニューヨーク・タイムズ』は『ワードルボット』の開発の経緯を次のように掲載している。「私たちが『ワードル』を買収する前、他の人達と同様、最初にどの単語を入力するのが一番効率が良いか考えました。このゲームは、一見すると単純な数学の問題のように見えますが、実際のプレイヤーたちはそれぞれ異なるプロセスを経て解答にたどり着いています」
「そこで、私たちは次の2点に気が付きました。一つは、解答するまでのプロセスが実は複雑であること。そしてもう一つは、多くのプレイヤーが『ワードル』を解くにあたって推測した単語がどのくらい一致していたのか知りたいということです。これが『ワードルボット』を生み出すきっかけになりました」
Want to know why you played so well — or so badly — in today's wordle? Meet WordleBot, your daily wordle companion that will tell you how efficient and lucky you were — and it could help improve your results. https://t.co/I4S8Capq1c pic.twitter.com/do1UMxB7o7
— The New York Times (@nytimes) April 8, 2022
「『ワードルボット』のアドバイスが、『ワードル』をプレイするための最適解を分析するきっかけとなり、攻略に役立つことを願います」
さらに「友人や家族と『ワードル』を楽しむケースもあるでしょう。例えば、解けなかった場合にはスキルが足りなかったのか、運が悪かったのか『ワードルボット』が教えてくれます」と続けている。
一方で、過去に作成されていた『ワードルアナライザー』と今回発表された『ワードルボット』が「奇妙なほど似ている」ことを、『ワードルアナライザー』の制作者が自身のツイッター・アカウントで指摘している。
その類似点は「クオリティ対スキルのスコアリング、ダイナミックな解説、AIによるプレイスルー」に及ぶとしており、「クレジット(制作者の明記)もない」ことにも言及している。
また、『ワードル』の過去の問題が無料で楽しめる『ワードル・アーカイヴ』が『ニューヨーク・タイムズ』の要請で閉鎖されており、使用できない状態になっている。
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