Photo: Sony Interactive Entertainment

ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントは3月17日、日本で『KNACK(ナック)』の商標を出願していたことが明らかになっている。同社は2013年にアクションゲーム『ナック』をプレイステーション4向けにリリースしている。

日本関連のゲーム情報サイト『ゲーマツウ』の公式ツイッター・アカウントは、ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントが『ナック』の商標を出願していたとツイートしている。この商標は特許庁から公表される特許・意匠・商標が検索できるサイト『知財ウォッチ』に掲載されており、3月28日に「公開商標公報」で公開されている。『知財ウォッチ』は、セガが『ソニックフロンティア』の商標を出願した際に公式発表に先立って情報が掲載されたサイトでもある。現在、この『ナック』という商標の使用目的は明らかになっておらず、著作権関連のために再度出願した可能性もあるが定かではない。

『ナック』シリーズを手がけたSIEジャパン・スタジオは2021年4月に再編され、プレイステーションスタジオ内のTeamアソビという開発チームに統合されている。『ナック』シリーズのディレクターを務めたマーク・サーニーはフリーのコンサルタント兼ゲームデザイナーとして知られており、ソニーとのパートナーシップを通じて数多くのプレイステーション向けソフトの制作に携わっている。

『ナック』シリーズは主人公のナックを操作する3Dアクションゲームで、レリックと呼ばれるパーツを集めて巨大化し、パワーアップすることでより強力な敵と戦うことができる。

今回の商標出願が『ナック』第3弾の開発を示唆するのかは定かではないが、シリーズ1作目『ナック』が2013年にリリースされて以来オンラインコミュニティでは熱狂的な人気を集めており、2017年には続編『ナック ふたりの英雄と古代兵団』がリリースされている。

ソニー関連のニュースとして、『ブルームバーグ』はソニーがXboxゲーム・パスに並ぶサブスクリプション型ゲームサービスに関する情報を今週中にも発表するのではないかと報じており、ソニーの動向に注目が集まっている。

この新ゲームサービスは「スパルタカス」というコードネームで呼ばれており、「プレイステーション・プラス」と「プレイステーション・ナウ」を刷新したサービスになるのではないかと言われている。ただしXboxゲーム・パスとは異なり、最新ゲームタイトルや過去タイトルは配信されるものの、新作タイトルをリリース当日にプレイできる「デイ・ワン」のようなサービスはないと見られている。

その他のニュースとして、3月25日にリリースされた『星のカービィ ディスカバリー』を手がけたハル研究所の開発チームは『ワシントン・ポスト』紙のインタヴューで、これから「新ジャンルにも挑戦したい」と語っている。

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