『フォートナイト』の開発元であるエピック・ゲームズはロシア市場でのゲーム内アイテムなどの販売を停止すると発表している。現在、2月24日に開始されたロシア軍のウクライナ侵攻に反対して、多くの大手ゲーム企業がロシアでの販売やサービスを停止している。
エピック・ゲームズは現地時間3月5日に「ロシアのウクライナ侵攻を受け、ロシアにおけるゲーム内アイテムなどの販売を停止します」と公式ツイッター・アカウントで発表している。
ただし、ロシアのプレイヤーからのアクセスは継続して受け入れるという。「(我々エピック・ゲームズは)自由を掲げる世界において、対話のためのツールをいつでも、誰にでも開放するべきだという考えを持っています。この考えに則って、他のコミュニケーション・ツールがオンライン上で使用できるように、(ロシアユーザーの)アクセスはブロックしません」
販売停止後もロシアのプレイヤーは『フォートナイト』などエピック・ゲームズが提供するゲームを継続してプレイできるが、ゲーム内でのアイテムなどの購入は一切できなくなる。ゲーム内アイテムの販売停止の措置は、エピックゲーム・ストアにも飛び火して、新規ゲームの販売を見合わせる可能性もある。
一方、ソニーは『グランツーリスモ7』のロシア市場での販売を中止したと見られている。『グランツーリスモ7』はロシアを含む全世界で3月4日に同時発売となっていたが、発売日を過ぎてもロシア版プレイステーション・ストアでは購入できず「発売日は未定です」と表示されているという。現在、ソニーはこの件に関する正式な発表を行っていない。
『コール・オブ・デューティー』の開発会社アクティヴィジョン・ブリザード社の公式サイトでは、ウクライナ情勢を受けての声明が3月4日に公開されている。「この紛争が続く限り、ロシアでの新規販売およびゲーム内での販売を停止します。我が社は、ウクライナの人々を支援する方法を引き続き検討していきます」
また、マイクロソフト社長のブラッド・スミスも、同社がロシアでの販売を全面的に中止することを3月4日に公開された公式ブログで発表している。彼は「我が社がロシアで展開している様々なビジネスを停止します」と述べており、ロシアが「ジュネーヴ条約に違反する」サイバー攻撃をウクライナの企業や団体に仕掛けたとして非難している。
その他のニュースとして、スクウェア・エニックスは『ファイナル・ファンタジーXIV』のパッチ6.1「新たなる冒険」に関する最新情報を公開しており、「2022年4月中旬」に配信されることが明らかとなっている。
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