現地時間の2月24日にロシアがウクライナに軍事侵攻を開始したことを受けて、ウクライナのゲーム開発会社であるGSCゲーム・ワールドが「困っている(ウクライナの)人たちを助けてください」とゲーム業界に関わる人々に向けて、協力と寄付を募るメッセージを投稿している。GSCゲーム・ワールドは新作FPS『ストーカー2:ハート・オブ・チェルノブイリ』の開発元として知られている。
GSCゲーム・ワールドはスチームの『ストーカー2:ハート・オブ・チェルノブイリ』のページで2月24日に次のように投稿している。「本日、ロシア軍はウクライナに対する軍事侵攻に踏み切りました。私たちは爆発音と銃声で侵攻を知りましたが、自由と独立を守る準備はできており、強い意志と覚悟を持っています。この先どうなるかは分かりませんが、最善を望んでおり、ウクライナ軍と国を信じています」
また、同社は「投稿をオンライン・ニュースで見たプレイヤーやブロガーなどゲーム業界に関わるすべての仲間たちへ:この投稿を共有して、ウクライナ情勢をただ傍観するのではなく、困っている人たちを助けてください」と協力を呼びかけている。
この投稿にはウクライナ軍を支援するための寄付を募る預金口座のリンクが掲載されている。この口座は海外の提携企業や個人からの寄付を送金するために開設されており、様々な通貨に対応している。
The Russian Federation has declared war on Ukraine.
The future is unknown, but we are sure of our Armed Forces and country.
We ask all: do not stand aside and help those in need.Support the Armed Forces of Ukraine:
UA843000010000000047330992708 pic.twitter.com/p3pNA8bI8S— S.T.A.L.K.E.R. OFFICIAL (@stalker_thegame) February 24, 2022
同社は「痛みや死、戦争、恐怖、非人道的で残忍な行為に晒されても、ウクライナはこの苦境を乗り越えるでしょう。いつもそうであるように」と投稿を締めくくっている。
現地時間2月24日にロシアによる軍事侵攻がウクライナの各地で始まり、ロシア国防省はこれまでに空港を含むウクライナ軍の多数の地上施設を攻撃したと発表している。
現在、アメリカ、カナダ、ヨーロッパなどの数多くのNATO諸国や日本がロシアへの制裁について発表しており、ウクライナと共に立ち上がる姿勢を見せている。
GSCゲーム・ワールドはウクライナの首都キエフを拠点としており、『BBC』は2月24日時点で空爆により少なくとも10人の民間人が死亡したことを報じている。また、ウクライナ大統領顧問によると、兵士の死者は40人以上で負傷者は数十人にのぼるという。ウクライナ政府はロシア軍の兵士50人を殺害してロシア軍機6機を撃墜したと主張しているものの、真偽は不明となっている。
Copyright © 2024 BandLab UK Limited. NME is a registered trademark of BandLab UK Limited being used under licence.