アメリカ陸軍公認の無料FPS『アメリカズ・アーミー:プルーヴィング・グラウンズ』のサービスが現地時間2022年5月5日に終了することが公式サイトで発表されている。
2002年にリリースされた『アメリカズ・アーミー』シリーズは約20年の時を経てサービス終了となる。アメリカ陸軍のチーフ・エコノミストであったケイシー・ワルディンスキー大佐のアイデアがきっかけでアメリカ陸軍の資金提供の元、1999年から1作目の開発が開始されていた。
ケイシー・ワルディンスキー大佐は2005年の時点で『ワシントン・ポスト』紙に次のように語っている。「このゲームはプレイヤーに兵士としての基本的な知識を授けるのと同時に、状況に応じて行動する感覚を養うようにデザインされています」
サービス終了については現地時間2月5日に公式サイトに投稿されたブログ記事で明らかとなっており、その後(現地時間2月8日)の投稿では次のように記載されている。
「無料でプレイできる『アメリカズ・アーミー』は、アメリカ政府が(陸軍の)広告と(兵士の)リクルートを目的として、ゲームの技術を初めて本格的に活用したゲーム・シリーズでした。『アメリカズ・アーミー:プルーヴィング・グラウンズ』には3つの大型アップデートがリリースされました。2000万人以上のアクティヴ・プレイヤー数を記録したほか、ゲームがクリアされた回数は累計で3000万回以上となり、(ゲーム内では)1億8000万以上の『ミッション』が完了され、2億5000万以上の『チームメイト・アシスト』を記録しました」
開発チームは今後、『アメリカズ・アーミー』シリーズとは別の形でアメリカ陸軍の広告やリクルートを支援していくと発表している。
『アメリカズ・アーミー:プルーヴィング・グラウンズ』はプレイステーション4とPC(スチーム経由)でプレイすることができる。サービス終了後はオフラインで引き続きプレイできるものの、サーバーは利用できなくなり、プレイヤーの実績は確認できなくなる。また、プレイステーション4版はサービス終了後にプレイステーション・ストアから削除される予定となっている。
『アメリカズ・アーミー』シリーズからはこれまでに5作品が登場しており、なかでも2013年にリリースされた『アメリカズ・アーミー:プルーヴィング・グラウンズ』がシリーズで最も成功した作品の1つとなっている。
その他のニュースとして、任天堂の新作情報番組「ニンテンドーダイレクト2022.2.10」が2月10日午前7時に配信されている。また、テルテイル・ゲームズの最新作『ザ・ウルフ・アモング・アス 2』の公式発表会がツイッチとYouTubeで2月10日午前3時に配信されている。
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