Photo: Theo Wargo / Getty Images

ゲームデザイナーの小島秀夫がアマゾンの提供するオーディオ・エンターテイメント・サービス「オーディブル」でポッドキャスト「ヒデオ・コジマズ・レディオヴァース」(通称「ヒデバース」)の配信を開始し、話題になっている。

このポッドキャストは「小島秀夫が毎回多彩なゲストを迎えて、ゲームや映画にまつわる他では聴けないディープな話題を語る」番組となっており、2月4日に初回放送が行われている。初回放送にはYouTuber「ツーブロ(2BRO.)」がゲストとして登場している。「ツーブロ」はチャンネル登録者数300万人を超える3人組YouTuberで、ゲーム実況で人気を博している。

また、「オーディブル」のメッセージ・フォームから質問、お便り、メッセージも受け付けられている。

「ヒデオ・コジマズ・レディオヴァース」は現在、日本国内での配信となっており、他言語への対応や海外配信については明らかになっていない。

今年初め、小島秀夫は自身のツイッター・アカウントで「ラジオとか?始めるかもです」とツイートしており、ポッドキャストの配信開始をほのめかしていたと見られる。

小島秀夫の関連情報として、2021年を振り返って自身のツイッター・アカウントで次のように述べている。「2021年もまだまだ大変な年ではありましたが、新タイトルの実験、仕込みを粛々と準備しながら、このコロナ過でもなんとか無事、プレイステーション5版『デス・ストランディング ディレクターズカット』の発売をお届けすることが出来ました。ありがとうございました」

2022年1月1日には「今年は新作本格始動とトンがり企画の次レベルへの実験移行など。それと映像部の本格始動?も進められれば」とツイートし、新規タイトルの開発がスタートしていることを明らかにしていた。

また、昨年12月末に公開された『ファミ通』の年末恒例のアンケート企画「ゲームクリエイター127人に聞いた2022年の抱負」では、2022年の抱負として「コロナ以前のフレキシブルでコミュニケーション溢れる、スピード感のある制作リズムをスタジオとして取り戻す」と述べているほか、2本の新規タイトルの開発に取り組んでいることを明らかにしている。制作中の新規タイトルについて「大きなタイトルと新しいチャレンジングなタイトル」と話しているが、具体的な内容は発表されていない。

その他、小島秀夫はゲーム以外のメディア媒体にも興味を示しており、「さらにエンタメの境界線がなくなる近未来に向けて、ゲームとは異なる媒体、表現にも一歩踏み出す年にしたい」と2022年の意気込みを語っていた。

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