エレクトロニック・アーツは『バトルフィールド 2042』の現状と今後のアップデート情報を公開しており、「シーズン1」の配信が今年の初夏まで延期されることが明らかとなっている。
同社は2月1日、「バトルフィールド・ブリーフィング – シーズン1に向けた旅」と題した公式ブログを公開して『バトルフィールド 2042』が抱える問題点と、その改善に取り組む時間を確保するため「シーズン1」のリリースを今年初夏まで延期する決断を下したと説明している。
「今回、『バトルフィールド』シリーズを通じて維持されている最高基準を『バトルフィールド 2042』でも実現するため、チームが行っている取り組みについて皆さんに説明させていただきます」
「皆さんからのご意見は、しっかり届いております。私たちは、『バトルフィールド 2042』の未来のために最大限の努力を重ね、取り組みを行っています。複数の分野で対策を講じ、フィードバックへの対処をしたり、大規模な修正、皆さんにとって重要である機能の実装や、必要に応じてチームプレイの改善をしたりということを行っています」
今後のアップデートではファンからの要望に応えて、スコアボードに自分と敵チームのスコアをそれぞれ分けて表示されるよう改善を加えたり、討伐数などが分かる「キルデス・スコアリング(K/Dスコアリング)」やラウンド終了時の結果報告が追加される予定となっている。
また、すべてのプラットフォームを対象にボイス・コミュニケーション(VOIP)が搭載されるほか、「プレイヤー・プロフィール」にはプレイヤーのキャリア概要や進捗状況が表示されるようになる。
他にも、チームプレイではPingコマンドで仲間と意識を共有し分隊の連携を促す機能や、プレイヤーとその分隊が目標を達成した時の報酬システムも改善される。武器の挙動、システム、操作感などを総合した「ガンプレイ」も引き続き改善が施され、プレイヤーが自由にルールを設定できる「ポータル・モード」でもツールやモードの拡張、経験値の獲得における調整を加え続けていくという。
また、エレクトロニック・アーツは「スペシャリスト」を分析し、その改善に取り組んでいるチームが存在していることにも触れているが、具体的な取り組み内容は準備が整い次第発表すると述べている。一方、開発チームはゲームに改善を加えるにあたってファンからのフィードバックを判断材料にするプロセス「フィードバック・ループ」を確立することでゲームの品質向上に努めていくと表明し、主要エリアの1つであるマップデザインの変更を起点に今月後半からこのプロセスをスタートすると述べている。
その他、今年初夏に配信予定の「シーズン1」では4つのシーズンや4人の新たなスペシャリストに加えて新ロケーションが登場する。4つのシーズンにアクセス可能な「イヤー・ワン・パス」はゴールドエディションとアルティメット・エディションに収録されているが、「シーズン1」のリリース遅延に対するお詫びとしてパスの購入者を対象とした限定バンドルの配布を予定している。限定バンドルには、スペシャリスト・スキン、武器スキン、ビークルスキン、格闘武器(近接武器)、プレイヤーカードが含まれている。
その他のニュースとして、2月8日にリリースが予定されているスケートボード・アクション・ゲーム『オリオリワールド』に米俳優のダニー・トレホが登場することが発表されている。
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