先週行われた「Nintendo Switch Online + 追加パック」のアップデートにより、NINTENDO64の各タイトルで生じていたラグやバグなどの不具合が改善されている。
『ユーロゲーマー』によると、1月21日にリリースされた「アップデート1.2」によりNINTENDO64の各タイトルで生じていたインプットラグ(コントローラーの操作がゲーム画面に反映されるまでの時間差)が短縮されて操作性が向上しているという。
ゲーム関連のYouTubeチャンネル『モダン・ヴィンテージ・ゲーマー』には、今回のアップデートでインプットラグやグラフィックが改善されたことを解説する動画が投稿されている。
「(今回のアップデートでは)インプットラグに多少の改善が見られます。ラグが完全になくなった訳ではないようですが、前のバージョンと比べるとよくなりました。任天堂がプレイヤーからのフィードバックを受け止めて改善に向けて対応していることがわかりました」
動画の投稿者は次のように続けている。「Nintendo Switch Online + 追加パックのためのエミュレーション作業に手間取りバグ修正が追いついていないのかもしれませんが、今回のアップデートで確実にラグ時間が短縮されており、全体を通してゲームがプレイしやすくなりました」
『モダン・ヴィンテージ・ゲーマー』によると、アップデートが実施されてインプットラグは「5〜6フレーム」から「1〜2フレーム」にまで抑えられているという。解説動画では『ゼルダの伝説 時のオカリナ』をプレイしてインプットラグの改善を確認しているが、「Nintendo Switch Online」で配信されている全タイトルが検証された訳ではない。なお、ラグ時間の他にも『ゼルダの伝説 時のオカリナ』に登場する「水の神殿」のマップで生じていたバグの改善も確認されている。
「Nintendo Switch Online + 追加パック」ではNINTENDO64やセガ・メガドライブの各タイトルをプレイできる新たな料金プランとして2021年に開始されたが、このサービスの品質や頻発するバグなどに対してプレイヤーから不満の声が上がっていた。ニンテンドー・オブ・アメリカの代表取締役ダグ・バウザーは寄せられたフィードバックを「真摯に受け止め」て改善方法を模索していると語っている。
また、来月2月には『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』が「Nintendo Switch Online + 追加パック」に追加される予定となっており、任天堂は今後もNintendo SwitchでプレイできるNINTENDO64の復刻版タイトルのラインナップを充実させていくと見られている。
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